オカマのルミちゃんは、たまたまその場に居合わせて自殺を思いとどまらせてくれた順平に恋をしてしまう。なんとかルミちゃんを傷つけないように逃げまくる順平、さらに磨きをかけて順平の理想の彼女になろうと頑張るルミちゃん。一方、高校の授業で相対性理論について聞いても全然ピンと来ないサエない山田君は、大学に入っても相対性理論が理解できず、そしてやっぱりサエない日々だった。ルミちゃんの恋の行方は?山田君が相対性理論を理解する日は来るのか?
Aug 21, 2008
A Tulip of Violet
- A Tulip of Violet
- 2007
- Japan
- IMDb
- その他
- 恋愛
- コメディ
- 女装・ドラァグ
**NO IMAGE**
Story
生きているのが辛くなって飛び降り自殺を図ろうとした、自称
Review
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の日本映画のコンペでグランプリを獲った、安藤優美監督の短編映画。卒業制作で撮ったものだと聞いてビックリなぐらい、よく出来た作品。とにかく脚本が面白いのと、役者さんが魅力的すぎて、短い時間なのにすっかり登場人物達のファンになってしまいました。もう一度見たいっていうか、ぜひDVDで所有して繰り返し見たいぐらいです。「オカマ」キャラがノンケ男を追いかける……という、よくあるパターン(?)の笑いにとどまらず、一見滑稽に見えても非現実的でも、真剣に恋愛を貫き通したところを描く事で普遍的な部分で見ている人の恋愛のツボをくすぐったのと、山田君のエピソードによって、いや、実は私もよくわからなかったのよー、という相対性理論という難しいものをビジュアルで納得させてもらったスッキリ感も相まって、非常に見ていてスカッとする作品でした。山田君を演じた役者さんが味があり過ぎで、クシャミするシーンとかも上手いですけど、童貞を失っても現役童貞を感じさせる不思議な魅力は貴重だと思います。(舞台挨拶で見たらそんなことなかったですが)あと、気に入ってるところは、ルミちゃんの演技。たぶんルミちゃんが従来良くあるタイプの「オカマ」キャラなら、ここまで魅力的ではなかったかも。ルミちゃんの面白いところは、過剰にオンナを演出しないところかな。サッカーのマネージャーをやってる時も、花火職人をやっている時も、順平以外に対しては割とサバサバしてて素なんですよね。女の子だからチヤホヤされるとかじゃなく、みんな素のルミちゃんが好きって感じがよくわかりました。こんな濃いキャラを相手に順平を演じた役者さんも、何となく優しそうな逃げ腰な男に徹しているのに存在感があって良かったです。
2007年東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 レインボー・リール賞(グランプリ)受賞作品
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