WTC Viewと記した。その次の日までは確かに窓からWorld Trade Centerのビルが窓から見えていたのだ。9月11日にその建物が崩れ落ち、街は有毒な煙と鳴り止まないサイレンと人々の声に包まれる。しばらくして、ようやくルームメイトの申し込みがEricのところへ舞い込んで来る様になるが、部屋を見に来た人は皆、何気に窓に目をやり外の景色を見てそこにあったはずのモノに気がついた途端に非常に沈んだ顔になり、それぞれの9.11やNYへの思いを語り始める。貸しに出す予定の部屋には前の住人の荷物がまだ少しだけ残ったまま、なかなか新しい住人が決まらない。一方、Ericの親友のJosieは、彼がずっと眠れていないことを心配する。彼の心の中で、何が起きているのか?
Mar 03, 2008
WTC View
- WTC View
- 2005
- USA
- IMDb
- ゲイが描かれている
Story
2001年の9月10日、NYのSoHoに住むEricはインターネットにルームメイト募集の投稿をした。
Review
まいった。該当するキーワードが無い。主人公がゲイなので、一応「ゲイが描かれている」に分類したけれど、これはゲイである事よりも、もっと普遍的な内容なのだ。9.11以降に人々の中で何かが変わった。これは「ショートバス」とも同じテーマ、時間を共有している。9.11直後の主人公のEricは最初とても笑顔が印象的な青年として映るのだが……。今まで何とも思ってなかった他人に、急に絆を感じたりしたという人は多い。実はEricもそうだった。だが彼はその事を中々誰にも打ち明けない。脚本の台詞はおそらくとても良く練られたものだと思う。私は完全に台詞を聞き取れてない部分があるので、そう言うしか無いのだが、それでもわかる範囲で見てもやっぱり作品のテーマはヒシヒシと伝わって来た。一貫してEricの家の中のシーンしかないのは、じつはこの作品が元々は舞台のために書かれたものだからなのだけれど、ほとんど家の中で過ごしているEricを描く事で、彼が9.11以降立ち止まってしまっている事を上手く表していると思う。監督兼脚本は「I Think I Do(ワシントン恋物語)」や「Pool Days(Boys Lifeに収録の短編)」のBrian Sloan。この人の作品はこれらと「Bumping Heads」しか見てないけれど、どれも私には当たり。短編だとちょっとした瞬間を描くだけなんだけど、その時の気持を伝えるのが上手い。
Ericを演じたMichael Urieは、この映画の後に「アグリー・ベティー」で当たり役のマークを演じる事に。
http://www.wtcview.com/(ちょっとだけ台詞が書き出してあって助かる〜)
