Mar 03, 2008

The Trip

  • The Trip
  • 2002
  • USA
  • IMDb
  • ゲイが描かれている
  • 恋愛
  • 時代
The Trip

Story

ゲイの出会いで最悪な事。お互いがボトム?ちがう。相手がストレート?それはそう、でもそれ以上に最悪なのは、相手がストレートの共和党支持者だった時!ゲイの権利を主張して活動している若きトミーにとって、自分が興味を持った相手アランがそうだとわかった瞬間は絶望的だった。ふたりが出会ったのは1973年のゲイが集まるパーティー。アランはゲイの実態を本にまとめようとしているライターで、偶然そこで知り合ったトミーにインタビューを申し込んできた。いったい誰がそんな場所で出会ったゲイの本を書こうという男がストレートの共和党支持者だと予想できるだろうか?これは少し間違いであった。なぜならアランはじつはゲイだったから。トミーと親しくなるにつれ、彼は自分の中でそれを否定できなくなり、結局は自分のセクシュアリティを受け入れ、一度はアランを突き放したトミーと愛しあうようになる。共和党の目線でゲイのマイナス面を描いた原稿は既に編集社の手に渡っていたが、アランはこの本を出版しない事に決めた。しかし4年後、この本は無断で出版され、有名なアクティビストに成長したトミーはこの本に対して抗議をする。その本を書いたのがアランだとは知らずに……。
Review
この映画はトミーとアランの10年間を描いた作品なのだけれど、前半と後半で話の趣がコロッと変わる。それは、元々が後半のメキシコからアメリカへ向けて国境を越えようとするゲイのカップルの話が先にあり、そこへ監督がこのカップルのバックグラウンドを付け足して出来た映画だからで、その部分が前半にあたる。前半はまさにラブロマンスもので、ふたりのつきあい初めのラブラブぶりがこれでもかというぐらい描かれているのだけれど、後半はストイックな愛が描かれている。また、10年という時の流れの中で、うつり変わっていくゲイの権利やステイタス、その歴史がさり気なく盛り込まれていたりもする。私が好きな俳優アレクシス・アークエットもトミーの親友役で出ているのだけれど、彼も時代を経てかなり変化していくのが面白い。ジル・セント・ジョン演じるアランの母親と、アランの元GFのふたりがアランとトミーを応援するのが面白い。なんかね、主人公が微妙に若いジョン・キューザックとブラピに見えない事もないんだな。(←でも時代によって髪型が違うからこの辺も微妙かも)ところで、私は最初に見た時にあまりにも前半後半の話の違いに、どうせ違うのにするのなら「フロム・ダスク・ティル・ドーン」並みにハチャメチャだったら面白いのになぁ、とか思ったぐらい綺麗にまとめてあって、ちょっと残念だったのだけれど、アメリカのゲイ映画ファンの間では、この綺麗にまとめたラストが好評だった様子。っていうか、ベースになった話がそうだから変えようがないのよね。DVDを見た人はラストでカットされたシーンをボーナスで見られたと思うのだけれど、あれどう思いましたか?私は心底あのシーンが入ってなくて良かったと思いましたよ。それだけエンディングで色々と想像できたから。
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