Mar 03, 2008
Prom Queen: The Marc Hall Story
- Prom Queen: The Marc Hall Story
- 2004
- Canada
- IMDb
- ゲイが描かれている
- 実在人物
- カミングアウト
- 差別
- 信仰
Story
プロムパーティーに年上のボーイフレンドのジェイソンを同伴で参加しようと思っていたマーク・ホール。ところが彼が通う学校はカソリックスクールで、校長は聖書で禁じられているホモセクシュアル行為にあたるとして、参加を許可しない。そこで彼は両親に自分がゲイである事をカムアウトしたうえで、教会側を説得しようとこころみる。普段は敬虔なクリスチャンである彼の両親も、息子の信念を理解し支え、学校の友人もまた彼をサポートするために、インターネットやビデオの記録撮影といった形で動き出す。この問題はマスコミにもとりあげられ、次第に人々の関心ごととなるが、教会側への説得は結局上手く行かず行き詰まっってしまう。そこへゲイの人権が専門の弁護士が現われ、ゲイのカップルのプロムへの参加という問題が裁判で争われる事となる。2002年にカナダのトロントで起こされた実際の裁判を元に作られたTV用映画。
Review
「僕がどういう人間であろうと神は愛してくれているし、僕は自分を隠そうとは思わない。」実際のマーク・ホールの裁判については、彼個人の問題ではなくなり、セクシュアルマイノリティ全体の問題として取り上げられ、大変注目された裁判になったようで、その辺のマークの葛藤がこの映画の中では表現されていた。もちろん実話ベースのフィクションなので、実際とは違う部分がいくつかあって、主人公マークとボーイフレンドのジェイソンの関係は実際とは違うのかもしれない。DVDには「Prom Queen」とは別に、実際の活動の記録である「Prom Fight」というドキュメンタリーが入っているのだけれど、これで見る限りでは、ジェイソンはマークをとてもしっかり支えている。映画の方では、もはや自分達だけの問題ではなくなってしまった事に戸惑いを覚え、逃げ腰になってしまったジェイソンと意見が対立し、もはやプロムに出るかどうかという以前の問題となってしまったのに、セクシュアルマイノリティの支援者や自分の信念の為にあとに引けなくなってしまったマークの葛藤が痛々しい。映画としては、法廷のシーンがあるもののあまり盛り上がりはなく、マークの主張はやや弱く感じるのだけれど、こういった裁判が行われた事がある、という興味を持って見る分には楽しめたと思う。途中チャプターの区切りで、蛭子さんの画風と良く似たタイトルが入ったり(いや、マジで)、登場人物がキラーンと輝いちゃったりなどなど、決して重いお話ではない。(笑)主役の子はちょっと高校生の役は厳しいかな?と最初思ったけれど、見ているうちに慣れた。愛嬌がある。お父さんも突然歌い出したりと楽しい。学校の廊下でたむろしている3人組の男の子のひとりが、「Sugar」の主演のアンドレ・ノーブル。残念ながら2004年7月に亡くなった彼の最後の出演作品となってしまったのでご報告。あと、マークの活動を応援する友達ボウは、トレヴァー・ブルーマスという可愛い子が演じてるんだけど、彼は「Ice Princess」で主人公のボーイフレンド役で出ているみたいなので、個人的にチェック。(でも既にガッチリしてきちゃってた。笑)
この裁判、当時の私は全然知らなかったのだけれどかなり話題だったそうで、実はマーク・ホール君は「Queer As Folk(US)」にもゲスト出演してたんだそうな。
