Mar 03, 2008
Merci Docteur Rey
- Merci Docteur Rey
- 2002
- France / USA
- IMDb
- ゲイが描かれている
- コメディ
- 恋愛
- サスペンス
- 家族
Story
人気オペラ歌手エリザベス・ボーモン(ダイアン・ウィースト)のひとり息子トーマス(スタニスラフ・メラール)は、パリに住む23才のゲイ。出会系の広告にハマっていて、その日も電話で46才の男性と知り合う。その男性が求めてきた事はセックスではなく、隠してある合鍵で男性の部屋に入り、クローゼットの中で待つように言われる。部屋にはその謝礼として500フランが入った封筒が置いてあった。ところが、クローゼットの中で待っていると、電話の相手らしき中年男性が、性的関係があると思われる若い男に刺殺されたところを目撃する事になってしまい、パニックに陥る。さらに家に帰って母親から死別した父親に関する衝撃の告白を受け、どうしていいか分からなくなってしまったトーマスは心理カウンセラーのDr.レイのオフィスに駆け込む。自分の心のうちを語ってスッキリしようと思ったトーマスは、自分が見た事聞いた事をすべてDr.レイに話すのだが、じつは彼女はDr.レイではなく、Dr.レイの患者のひとり、売れない女優のペネロペ(ジェーン・バーキン)だった。重要な秘密を共有してしまったふたりは次第に打ち解け、トーマスは犯人探しを始める。
Review
なんだか自分で書いたあらすじを見ると、すごいサスペンスものみたいだけど、思いっきりドタバタコメディ。しかもブラックユーモアたっぷり。ミステリーとしての話の筋はすごく甘いところがあるけれど、誰もが面白味のあるキャラクターなので見ていて飽きない。特にトーマスはツッコミどころ満載。なんでいつまでも500フランをくずせずに持ってるんだよ!とか。でもこれは実は伏線だったりして、うまいなぁと感心。500フランをくずせずにずっと一文無し状態のトーマスは生活力ゼロ。もしかしてただの世間知らずのお坊ちゃまじゃないだろうか。さすがにダイアン・ウィーストとジェーン・バーキンが強烈な個性を出している中にあって、このトーマスを演じたスタニスラフ・メラールのへなちょこぶりは2人の女優に全く負けずに個性的。ずっとウジウジしているキャラを面白く演じている。この映画の笑いの質も、ウハハハと大声で笑うというよりは、クスクスと笑いを堪えたくなるような小ネタがちりばめられている。私のお気に入りは、トーマスがエリザベスにペネロペを紹介した時のペネロペのワンピースの模様。意地悪な笑いが好きなのだね。
