Mar 03, 2008
Loggerheads
- Loggerheads
- 2005
- USA
- IMDb
- ゲイが描かれている
- 恋愛
- 信仰
- 家族
Story
絶滅の危機に瀕しているウミガメの卵を見守るためにKure Beachにやって来たマーク(キップ・パルデュー)は、そこでモーテルを営むジョージ(マイケル・ケリー)に出会い、宿を提供してもらう。マークはお礼にジョージと寝ようとするが、ジョージはそんなつもりは無いと断り、いつもそんな風に放浪の旅を続けてきたマークの事を心配する。やがてふたりはうちとけ合い、マークはジョージに自分の事を少しずつ話す様になる。エリザベス(テス・ハーパー)は保守的な牧師のよき妻として、近所の人に毎日にこやかに接していた。ところが、向かいの家に子供を連れた男同士のカップルが引っ越してきて、彼らを教会に誘うかどうか悩むことに。夫はそういう事は全て妻まかせで、エリザベスはそのままその家に近づけずにいた。エリザベスには息子が一人いたが、もし近所の人に彼はどこに行ったのか?と聞かれたら、何も答えられないとも悩んでいた。もちろん近所の人たちはそんな事も聞きはしなかったが。グレイス(ボニー・ハント)は最近仕事も手につかないほど気になっている事があった。十代の頃に生んで里子に出してしまった息子が今どこで何をしているのかということである。恋人とも別れ母と一緒に暮らしているグレイスにとっては唯一の家族である。そこで、息子を捜そうと決意したグレイスは、子供を産んだ時に里子の手続きをした施設へ出向く。ところが、州の法律で息子の所在については一切教えられないと言われ、良い家族に迎えられたという情報しか無く、途方に暮れる。それぞれの場所で、それぞれの思いで母の日を迎えようとしていた。
Review
母の日の話ですが、実は3人とも違う年のお話です。病気のマークがKure Beachで体が癒える(cure)事は無くても、ジョージと出会ってようやく安らぎと落ち着ける場所を得られたのは幸せな皮肉です。マークもエリザベスもグレイスも自分の人生の過去のある一点が気になって、そこから進めないでいる。そう言う所に共感を覚えました。ジョージのエピソードも実は同じなんですよね。彼は自分の元恋人の死にまだ納得はできていないのですよね。それからエリザベスはまるでもとから自分の息子が存在しなかったかの様に、町の誰一人として自分に彼の事を聞いてこない事で、自分の母親としても存在も消えた様な気分だったかもしれないです。グレイスは最初から母親としての資格を持つ事が出来なかったし。年老いて寂しさを感じる様になるとか、フィルターが外れてようやく人間そのものを見る事が出来る様になるとか、ずっと続く絶望と孤独の中で何かを見いだすとか、誰でも共感できる部分がどこかにあると思うのですよ。それだけにこのお話が余計に切なく感じます。
