Mar 03, 2008
リトル・リチャード 炎のロックンローラー
- Little Richard
- 2000
- USA
- IMDb
- ゲイが描かれている
- 実在人物
- 時代
- 信仰
Story
ロックンロールの創始者と言ってもいい、リトル・リチャードの伝記映画。女装が好きだった子供時代から、神の啓示を受けて伝道師の道を選ぶまで、そしてほんの少しその後など。
Review
もうかなり有名な話だけど、「トゥッティ・フルッティ」が実はホモセクシュアルな内容を歌った歌だったというのを大昔に聞いていた。しかも元歌はもっとすごい歌詞だったと。彼は子供の頃から女装が大好きだった。でも信仰深い父親がそれを嫌って、無理矢理ボクシングとかを習わせたり。教会のピアノでロックンロールを弾いて破門。それがきっかけで家を出てミュージシャンになって、後は知っている人は知っている通り、ロックンロールの基礎を築き上げて一応の成功をおさめるものの、突然神の啓示を受けて伝道師になる。映画の中では彼のセクシュアリティについてはハッキリとは描写されないのだけど、割と分かりやすく暗示してある。ガールフレンドに結婚をせまられて「自分の中に別の自分がいる」とか言ったり、マッチョな男と美人の女のカップルに目の前でキスをして見せるように頼んだり。公衆電話で後ろに並んでいた男との視線の絡み合いなんかもそうかな。そんな謙虚に描写しなくても……。(ゲイというかオネエなバイセクシュアルかな。)そんな映画の中で、リトル・リチャードがレコーディングスタジオにいつものようにアイラインを入れた例のメイク姿でピンクのシャツで登場したら、バック演奏のミュージシャン達が彼を"オカマ"だと笑う。そんな状態で気分の乗らないまま歌ってもまるでダメ。そこで歌ったのがこの「トゥッティ・フルッティ」。映画で初めて元歌を聞いちゃったわ。(笑)あはは、ありゃダメだ。とうていラジオで放送できそうにもない歌詞だった。つまりは「無理矢理入れるな」って歌でした。(ナニを?って聞かない。)映画はたぶんリトル・リチャードに興味がない人にはそれほど面白くもないような出来だったけど、なんかね、三つ子の魂なんとやらじゃないけど、彼は信仰心を取り戻してからも、やっぱり子供の頃と同じく華やかなものが好きなんですよ。でも同性愛やロックを否定してみたり、違う宗教にハマってみたり、迷いは続いたようだけれど。
同時代の歌手フランキー・ライモンの伝記映画「ホワイ・ドゥ・フールズ・フォール・イン・ラブ」に、リトル・リチャード本人が若い頃の自分役で出演していて衝撃!(笑)
