Mar 03, 2008
ライン・オブ・ビューティー 愛と欲望の境界線
- The Line of Beauty
- 2006
- UK
- IMDb
- ゲイが描かれている
- 時代
Story
1983年の夏、Nick Guestは大学時代の友達であるTobyの家に招かれる。Tobyの父親はサッチャーを支持する保守的な政治家Gerald Feddenで、家族は大きなお屋敷に住んでいた。Tobyの妹Catherineと家で留守番をしていたある日、Catherineが手首を切って自殺をはかるが、幸い命をとりとめた。この家に移り住む事になったNickは、最初こそ家族のおまけとして外野にいたが、年月を経てGeraldの周囲の人たちと上手く交流できるようになっていき、やがて自分の会社を持つ様に。一方、この家に来てからCatherineの後押しで初めてゲイの男性と性的な関係を持ったNickだったが、価値観の違いなどから長続きはしない。そんな時、スーパーマーケットチェーンを営む富豪の息子、Waniと出会う。もちろんNickがゲイであることはCatherine以外は知らない。階級社会を皮肉に描きながら、Nick自身の性生活や恋愛を通して、エイズが広がりつつあったイギリスの様子も描かれた作品。
Review
この作品、BBC制作のドラマシリーズで、3エピソードから成っています。すごく見応えがありました。原作は2004年ブッカー賞を受賞したアラン・ホリングハーストの『The Line of Beauty』なんですが、残念ながら今現在日本で翻訳されて出版されていない様なんですよ。ドラマでハッキリと描かれてなかった部分が明文化されている様な気がして読みたいのですが、さすがに原書を読む自信は無いです。(笑)Nickを演じているDan Stevensは物理的にどこも似てないんですが、その顔の甘さと雰囲気が「モーリス」の頃のヒュー・グラントを妙に思い出させます。作品自体は80年代の設定ですが、上流階級のお話で、お城みたいなお屋敷とかが普通に出てきて何となく時代錯誤なんですよ。それに違和感が無い所が似てるのかな。Waniの超退廃的な部分もこの映画の魅力の一つかもしれませんが、意外とセックスシーンを通してもゲイを取り囲む環境の変化が見られます。
http://www.bbc.co.uk/drama/lineofbeauty/
2007年2月11日よりWOWOWにて全3話で放送。「ライン・オブ・ビューティ 愛と欲望の境界線」
