Mar 03, 2008
Fogi Is A Bastard
- F. est un salaud
- 1998
- France / Switzerland
- IMDb
- ゲイが描かれている
- 恋愛
- セックス
- 売春
- 時代
Story
タイトル通り、フォギはひどい奴なのだ。時代は70年代。主人公ベニはインディーズバンド"Minks"の追っかけで、ギターボーカルのフォギのファンだった。ベニが書いたファンレターがきっかけでベニはフォギの家に呼ばれ、そのままベッドを共にして一緒に暮らすようになる。ドラッグもやるようになる。人気のあったフォギにはたくさんのファンがおり、打ち上げの会場で他の男の子と寝たり…という事もあったが、最終的にはフォギとベニは離れられない仲になった。しかしフォギのバンドが上手くいっている間は良かったが、だんだんフォギの思うようにならなくなり、フォギはドラッグディーラーとなる。そしてフォギの頭の中でこのまま歳をとるという現実が脅威となって膨らみ始め、だんだんドラッグに依存し何もしなくなっていく。そんなフォギを支えるためにベニは裕福な男性たちに体を売るようになる。そしてベニもまたそんな辛い現実から逃避するように、自分は犬だと思うようになり、フォギのベッドのそばの床で寝起きをするようになる。毎日犬の印である首輪をはめて客の元へ向かうベニ。何度もひどい事をされ、一緒にはいられないと思うのだけど。確かにフォギはひどい奴なんだけど。
Review
この映画を見て誰に感情移入したか。最初見た時には主人公ベニに感情移入した。2度目はフォギ。それもかなり強く。そして3度目、密かにフォギをいつも見守って、ベニとの関係をも見守り続けていたフォギのバンドのメンバー、トビの姿に気がつく。それぞれが違う愛し方をしている。服従する愛。共に倒れていってしまう愛。見守る愛。救いのない話だけど救われた気分になる。こんな愛の形が美しく思うなんて。「僕が違う愛し方をしていたなら…」という最後の台詞がなんとも切ない。
ベニが最初のファンレターでフォギに送ったイラストがちゃんとフォギの部屋に貼ってあったのがなんとも良かったな。
