Mar 03, 2008

East Side Story

  • East Side Story
  • 2006
  • USA
  • IMDb
  • ゲイが描かれている
  • 恋愛
  • コメディ
  • カミングアウト
  • 差別
  • 家族
East Side Story

Story

イーストロサンゼルスで祖母のレストラン経営を手伝っているDiegoには夢があった。正確には夢が半分、逃避が半分であるが、ゲイだという事に気兼ねせずに暮らせるようにこの町を出て、自分のレストランを持つ事であった。DiegoにはPabloという1年間つき合った恋人がいたが、ゲイである事を一生隠したい彼とは、どうも先がなさそう。とはいえDiegoの方も、両親は既に亡くなっていて、親代わりの祖母に自分がゲイだとはとても言えそうにない。日に日に町を出る決意が強くなっていたある日、叔母のBiancaがヨーロッパから帰って来た。ことごとく自分のペースで話をする叔母は他人の話も全く気がず、なんとDiegoの恋人のPabloにひと目惚れ。Pabloも突然「自分はストレートだ」と言い出しデートをする始末。一方、Diegoたちの家の向かいに、若い白人のゲイカップルが越して来た。2年間つき合った末にふたりで家を買ったのだという。カップルのひとりのWesleyはDiegogがゲイだという事を何となく察知し、Pabloのことで傷ついている彼の話を聞いてくれる。しかしこのイーストロサンゼルスの頭の固い一部の人たちは、ゲイが越して来た事に不満を持ち……。
Review
この作品、偶然にも一部の設定が「15歳の誕生日(Quinceañera)」と似てるんですよね。イーストロサンゼルスが舞台なのと、白人のゲイのカップルが近所に越して来て、そのうちのひとりを好きになっちゃう所とか。あっちは割と厳しい現実としてその恋の行方があったけど、こっちはかなり理想的なラブストーリー。もちろん「ウェスト・サイド・ストーリー」のタイトルをもじってあるように、そこには壁を越えた愛があるんだけれど、それをきちんとハッピーにしてくれてるのが嬉しい所。やはり描かれているのはラテン系社会でのゲイへの風当たりの強さだったりするのだけれど、一方でゲイ自身のホモフォビアや人種への偏見なんかもきっちり描かれていて、結局マイノリティというのはその場その場の状況で色々とかわってくるんだな……という、まぁ当たり前の事をきっちり描いた良い作品ではないかと思います。低予算過ぎて、レストランがボロから人気のおしゃれなお店に変わったというのに、実は全然あか抜けてないのが悲しい所ですが、登場人物がそれぞれキャラ立ちしていて、特に叔母のBiancaなんか強烈なので、多少強引な展開があっても楽しんで受け入れる事が出来ました。ラブコメが好きな方にはオススメ。楽しいよ。

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