Mar 03, 2008
Dorian Blues
- Dorian Blues
- 2004
- USA
- IMDb
- ゲイが描かれている
- コメディ
- カミングアウト
- 家族
Story
小さな田舎町で両親と弟と暮らすDorianはもうすぐ高校を卒業する。1歳年下の弟のNickyはアメフト部の花形選手で、家では絶対の権力を持っている父のお気に入り。Dorian達の父は超保守的な考えを持ち、食事の時も政治の話をする。母と子供達はそれを黙って聞いて、うなづくだけ。父の一番のお気に入りではなかったが、そうやって家族は上手くやって来た。Dorianが自分がゲイだと言うまでは。しかし、この告白も最初からすんなり言えたわけではなかった。
Review
まず、最初の頃にNickyをお兄さんだと間違って思い込んでました。ちゃんとKid brother(弟)って最初に言ってるのにね。見た目がお兄さんっぽいので間違ってたんだけど、昨日見なおしてたら、Dorianより後に大学に入ってるし、気がつけよ、自分……って思いました。(笑)さて、これは彼がゲイである事を含む、彼が彼である事に対しての憂鬱を綴った映画。ほとんどの場面が彼の憂鬱な日々を描いているのに、クスッと笑えちゃうという……。いや、同じ思いをした事がある人の中には、笑える人と、そうでない人がいるかもしれないですが。小さな町なんで、他にゲイがいなくて、仕方なく全然好きじゃない男の子と初体験をしちゃったり、勇気を振り絞ってカムアウトしてもゲイじゃないって否定されちゃったり。で、この町にいる間は、自分がゲイである事がほとんどの悩みであり、自分自身のアイデンティティの全てなんだけれど、NYに出てからのDorianはそうではないのよね。みんなDorianがゲイだって知ってるから、彼の中に別の悩みが生まれちゃうのね。セクシュアリティに関係なく、自分は孤独なんだと実感したり。そう言うのを経て、楽しい時も来て、また孤独になって、否定されるのはゲイである事ではなく、パーソナリティだったり。従来のカミングアウト物の作品は、ゲイである事だけに注目してたけど、自分探しのお話は、自分の中のセクシュアリティの部分だけで終わらないので、最近はそういうのも描いている物が増えた気がします。父と息子の対立にも、弟Nickyを挟む事で、Dorianを社会的な目で見て否定するか、個人的な目で見て受け入れるかの違いが描かれているのでは?と思いました。Nickyは最初は「げー、まじかよ!」みたいな感じだけれどね。つーわけで、ジャケットの写真は兄弟です。(笑)
