一般的な子ではなく、今この時代にブロードウェイのミュージカルに憧れちゃうような、ある意味時代遅れ、つまり周囲のティーン達の中では少し浮いてしまうようなタイプの子達である。しかも男の子となると、マッチョ万歳のアメリカである、そんな条件で集まるのはゲイの子が多い。そんなティーン達はそれぞれに悩みごとを抱えている。ほとんどが自分へのコンプレックスから来るもの。日常生活で人と違うという事で自信が持てない彼らも、キャンプに来れば似たような人間の中で安心して自信が持てる。しかしそこへ単身迷いこんだかのように場違いに思える「ストレート」で「アイドル顔」で「全然キャンプじゃない」ヴラッドという少年がやってくる。彼というひとりの一般的な人物の存在で、キャンプ中が彼を意識して再び葛藤する事となる。とりわけ彼と親しくなったエレンとマイケルがその距離が近い程、ふれ合いに敏感になってしまうのは当然だった。
Mar 03, 2008
キャンプ
- Camp
- 2003
- USA
- IMDb
- ゲイが描かれている
- 恋愛
- 友情
- 少年時代
- 女装・ドラァグ
- 男女三角関係
Story
ティーン達が集まるいわゆる「キャンプ」だ。ただ他のキャンプと違うのは、世界中から子供達が集まってくるのだが、その子達はそこでスポーツを楽しむわけでもなく、みんな舞台で演じる事が好きな役者の卵達で、夏の間そのキャンプでみっちりレッスンを受けるというもの。集まってくるのは
Review
「キャンプ」って何ぞや?と聞かれても、上手く当てはまる日本語は思いつかない。「キャンプ」が当たり前であるキャンプで、ほんの一点、ヴラッドという正反対の存在が心に動揺を生じさせるわけである。キャンプに来ている子供達が普段どれ程「周囲と違う」という事に敏感になって卑屈になっているかがわかる。子供達のその「キャンプ」なステージであるが、これが結構素人なりに楽しませてくれる。本当に惚れ惚れするぐらい歌の上手い子も出てくる。しかし何が一番「キャンプ」って、ブロードウェイのみんなの神様、ソンドハイムがキャンプに現れた時のはしゃぎっぷり。(笑)つまり私にも「キャンプ」が何かは説明できないけど、この映画にはキャンプが詰まっているのは確か。言葉に出来ないなら映像化。大変正しい選択ですね。ずっとマイケルを応援してしまったよ。「イケ!イッとけ!」って。(笑)でも弱みに付け込んだりしない所がマイケルなんだよね。お気に入りキャラはマイケルとフリッツィ。やっぱりキャンプにおける真のビッチはフリッツィみたいな顔が定番なのか?
ヴラッドを演じたDaniel Letterleは「The Mostly Unfabulous Social Life of Ethan Green」という作品でゲイの主人公Ethan Greenを演じている。
