Mar 03, 2008
ベアー・パパ
- Cachorro(Bear Cub)
- 2004
- Spain
- IMDb
- ゲイが描かれている
- セックス
- 家族
Story
マドリッドでたくさんの友達とゲイライフを満喫しているペドロは、インドに恋人と旅行に行く姉ヴィオレータの息子ベルナルドを15日間の約束で預かる事になる。ベルナルドは普段から母親の面倒を見ているため料理もできるしっかり者。それでも母親を恋しがる一面もある。ところがヴィオレータはドラッグのトラブルで逮捕され、帰国のめどが立たなくなってしまい、ペドロはベルナルドを自分の家で育てる事に。ベルナルドの父親は早くに亡くなっており、父方の祖母はヴィオレータの事を嫌っていたために、ベルナルドとは疎遠になっていたのだが、祖母はゲイのペドロがベルナルドを育てるよりも、自分のもとで育てた方がよいと画策する。
Review
すごいね、さすがスペイン映画と思わせられる冒頭のセックスシーンに圧巻されながらも、内容はそこから想像もつかないぐらい複雑で、ベルナルドの養育をめぐってそれぞれの繊細な思いが交差して行く。大人には大人の事情というものが色々あって、ベルナルドは母親のヴィオレータに早くから大人の世界を見せられていたために、頭がよく色々と理解しているのだけれど、やっぱり真の部分では子供なので詳細な部分までは気がつかないし理解が及ばない。私がこの映画で一つ新鮮だったのは、ゲイが子供を育てる事になったのだけれど、決してへテロセクシュアルの家族の真似事をしているわけではないというところ。ペドロはあくまでも叔父であり、父親になろうとするわけではないし、ベルナルドのために誰かとカップルになって子育てをしようとも思わない。もっとも、カップルにならない理由はペドロの死んだ恋人の事や病気の事が一番の理由なのかもしれないけれど。家族って決して既存の形だけではないと思った。そうそう、HIVの扱いも新しいよね。昔だったらHIV=エイズ=死と言うイメージで、それを口にしていたのが祖母。違うと否定したのがベルナルド。DVDのジャケットにあるメトロの駅「Chueca(チュエカ)」はゲイがたくさん集まっている地区とのこと。ところでこの映画、タイトル通りクマクマクマクマ。ペドロも熊系だし、その友達もセックス相手も、どうでもいいタクシーの運転手だとか通行人もやたらとみんなクマ。ムサくるしー、狭くるしー、愛くるしーのギュウギュウ詰め。(笑)色々な職業のゲイが出てくる。でもペドロの親友のハビエルはクマじゃないんだよね。好みのタイプじゃないから長続きしているのかも。個人的にはペドロの親密な友達のマヌエルが良かったな。もったいない。でも一番可愛いのはやっぱりベルナルドだね。最初は昔の子役みたいな感じだったけど、髪を短くしてからはすごく似合ってた。
