Jul 06, 2009
Hamlet 2
- Hamlet 2
- 2008
- USA
- IMDb
- 登場人物がゲイ
- コメディ
Story
俳優として全く成功できなかったDanaは、アリゾナ州ツーソンの高校でドラマのクラスで演劇を教える仕事についたが、生徒はたった2人。しかも有名な映画の劣化版の舞台しかしないので、生徒の評論でもこき下ろされる始末。ところが、アスベストのために人気の授業は中止になったり、希望者が集中したりで、Danaのクラスにあぶれた生徒たちが集まってきた。Danaは学生批評家の意見を取り入れ、有名映画のモノマネは捨てて、オリジナルの脚本で挑む事にする。一方、家庭では妻のBrieが子供を欲しがっているし、ツーソンでの暮らしにもうんざりしていて、早く出て行きたいと詰め寄って来る。そんな中、Danaは校長に呼び出され、予算削減のためにドラマのクラスがキャンセルになったことを通達される。何としても劇を成功させたいDanaと生徒は……。
Review
この映画はまず主演のSteve Cooganを生理的に受け入れられるかが試される。(笑)気持悪い。マジで気持悪い。Tシャツの汗染みとかわざと気持悪い演出をしてるんだけれど、それらを乗り越えた時、面白さがジワジワとやってくる。絵に描いた様なダメ先生である。ダメ先生が教えるのも人生もヘタレっぷりを晒している間に、一見ダメそうに見えた生徒たちはどんどんと自分たちで進んで行って、素晴らしいものを作り上げちゃうというのが面白い。Danaが書いたダメ脚本も、きちんと形にして行って、評価されるものに作り上げちゃったのが特に素晴らしく、ステージのシーンは映画を忘れるぐらい面白くて、これはこれでひとつの作品として見てみたいなぁと思った程。この映画のゲイ要素はゲイの生徒と、ステージの協力してくれるツーソンのゲイコーラス隊のみなさん。あと、脚本にもゲイ要素あり。目立つ女子生徒Ivonneを演じていたMelonie Diazはどこかで見たなぁと思ったら、「Itty Bitty Titty Committee(ちっちゃなパイパイ大作戦!)」でAnnaを演じていた女優さんだった。他にもCatherine KeenerやAmy Poehlerなどの女優陣がいい味出しているのだけれど、Elisabeth Shueだけはこれで本当にいいのか!?というぐらい自分の大安売りだった。(一応本人役)そしてSteve Cooganのモノマネは全然分からなかったんだぜ。
Mar 03, 2008
ダック・シーズン
- Temporada de patos
- 2004
- Mexico
- IMDb
- 登場人物がゲイ
- コメディ
- 友情
- 少年時代
Story
日曜日に母親から留守番を言い渡された14歳のフラマは、さっそく大親友のモコと大好きなお菓子を食べながらテレビゲームを始める。そこへ団地の隣の部屋に住むリタがオーブンを貸してほしいとやって来る。誰にも邪魔されたくないフラマは彼女を追い返そうとするものの、結局家の中へ入れてしまう。彼女の事は無視してテレビゲームを再開すると、今度は停電。やる事が無くなったフラマとモコはピザをオーダーする事に。ピザの配達にやって来たウリセスは停電でエレベーターを使う事が出来ず、必死の思いで階段でダッシュ。しかしほんの少しだけ配達が遅れたために、子供達はピザの料金を払わないと言う。店でさんざん店長から嫌味を言われているウリセスは、売上金を持たずに帰るわけにはいかず、払ってくれるまで帰らないと言い出す。電気は回復。結局フラマとウリセスがゲームで勝負をして、フラマが負ければお金を払う事に。ところがもうすぐで勝負が決まるという所でまたまた停電。ケーキがうまく作れないでキッチンから出られないリタ、リタの手伝いをさせられることになったモコ、勝負がつくまで動けないフラマとウリセス。日曜の昼の時間がゆっくりと過ぎて行く。
Review
かな〜りゆるい。冒頭から超可愛いアヒルちゃんの歌だもの。親の不在でハメを外す子供たち。自分の子供時代の夏休みを思い出す。3日分のおやつを1日で食べちゃったり、いつもより濃いカルピスを作ってみたりした類いのやつね。この映画の場合はグラスに並々と注いだコーラだったり、ボウルいっぱいのスナック菓子だったりするのだけれど。コーラをグラスに注ぐ事さえも彼らには楽しいゲーム。時間はゆっくりと流れているけれど、フレームの中にはいつもゴチャゴチャと何かが写っている。子供たちが住む団地も家の中もキッチンも。そしてそれぞれが好き勝手にバタバタしたりウロウロしたりゴロゴロしたり。子供の頃の1日がこんなに長かったのかというのを思い出す。主人公のフラマと親友のモコは14 歳。オーブンを借りにきたリタは16歳。みんなそれぞれ漠然と悩みや不安を感じている。ピザ配達人のウリセスだけはちがう。彼の悩みはもっと複雑で、責任が絡むもの。夢を語っても現実がある。子供たち3人は、自分の現状をまずは受け入れるという事を学んだかもしれないけれど、ウリセスは自分で変化を作る。全く正反対のようだけれど、これってやっぱりみんなカモアヒルが飛び立つ時?どちらも少しだけ勇敢だよね。実は何の知識も無く見に行ったもんだから、モコのエピソードについても知らなかったけど、冒頭で「あれ?」と思った。ただこのゆっくりとゆる〜い空間で、それはすごく自然に描かれていて、本人もハッキリとは自覚が無かったし、リタも大して大騒ぎでもなかった。(最初勘違いしていたけれど)あっ、そうなの。そうなんだ。という感じ。ひとときの心地よい時間を与えてくれた映画だったと思う。(見たくないシーンも少しあったんだけどね。)
Walk on Water
- LaLehet Al HaMayim
- 2004
- Israel / Sweden
- IMDb
- 登場人物がゲイ
- バイオレンス
Story
イスラエルの諜報機関MOSSADのエージェントであるEyalが受けた指令は、元ナチスの高官で密かに生きながらえているAlfred Himmelmanの暗殺であった。Alfred Himmelmanの息子はドイツで大きな会社を経営しており、娘と息子がひとりずついる。姉のPiaはキブツ(イスラエルの集産主義的共同体)に移り住みドイツには一度も戻らず、弟のAxelはそんな姉を父親の誕生日パーティーに連れ戻すためにイスラエルへやって来た。弟の目的を知らないPiaは、自爆テロ続きで危険な国内であることも考慮して、Axelのためにツアーガイドを雇い、Eyalはそのツアーガイドに成り済まして二人に近づき、情報収集を始める。
Review
イスラエル軍の中の同性愛を描いた「Yossi & Jagger」のEytan Fox監督の作品で、世代を経てもそれぞれの根底に残るホロコーストへの思いや、イスラエル国内の諸問題を浮き彫りにしながら、自分の仕事に疑問を持ちながら苦しむ男を描いた作品。私自身はイスラエルに思い出があるので、いくつかのシーンで少し懐かしさも覚えながら、それと同時にイスラエルに行った時に得た知識が少しだけこの映画を見るのに役立ったなぁと思いながら見ました。Axelがゲイだという設定は、監督自身のアイデンティティが反映されているので、とりわけ疑問もなかったのですが、ゲイでなくてはならない理由を考えてしまったのでした。ラストの方の場面で彼が父親の誕生日パーティーでイスラエル民謡を踊った時に、あぁそうか、と思いました。(遅い)父親の複雑な顔。彼は生きている事も隠していた自分の父、戦争責任を逃れて隠れて暮らしていた元ナチスの高官、にこれから息子を会わせようとしていたのですから、それは本当に皮肉なこと。しかもユダヤ人の友達を連れて現れた息子。そして更に父親もおそらく知らない皮肉として、Axelはかつてホロコーストの対象となった同性愛者。映画のラストには、この父親にとっては更に皮肉な事実が描かれているのですが、書かないでおきましょう。(笑)作品中何度も起こる自爆テロや、アラブ人居住区に行く事になったEyalの反応にも色々と考えさせられます。ところで、主演のLior Ashkenaziはイスラエルでもかなり有名な俳優だそうですが、本当にカッコいい。
Book of Daniel, The
- The Book of Daniel
- 2006
- USA
- IMDb
- 登場人物がゲイ
- 信仰
- 家族
Story
主人公のダニエルは牧師をしていて、彼は物語が始まったときから普通にキリストと話をしているので、普段からキリストが見えていたらしい。そのキリストというのが、いわゆるよくいるタイプではなく、なんて言うか物静かなヒッピー?けっして聖書の言葉をベラベラしゃべったりせず、なんというか、いつもダニエルの言葉を聞いて、時々応えるという感じで、まるでカウンセラーの様な状態。悩み事を家の外にも中にも抱えるダニエルはキツい鎮静剤の中毒。妻のジュディスは子供達も大きくなり、そろそろ自分の人生を再開したいと思っている。イライラするとすぐにアルコールを飲んでしまう。息子のピーターはゲイ。家族にはカムアウト済み。ガールフレンドを見つける様にいつも勧めてくる祖父にはまだカムアウトしていない。双子の弟がいた。アダムは中国系でダニエルの養子。女の子にモテるが本気でつきあっているのはダニエルの友人の娘、キャロラインだけ。ただしキャロラインの母親は人種的な問題でこの交際には反対。娘のグレースは絵を描くのが好きで、漫画を描いている。マリファナを売って逮捕される。ダニエルの父はビショップ(メソジストでは監督?)をしている。アルツハイマーになった妻が自分の事を思い出してくれない事に傷つき、他の女性のもとに通っている。ジュディスの妹ビクトリアは、夫であるチャーリーがダニエルが学校設立のために集めたお金とともに姿を消してパニック。
Review
わお。すごいよ、このドラマ。たぶん「Six Feet Under」が好きな人はハマると思う。ただ残念ながら内容が内容だけに物議をかもして4エピで打ち切り。結局放送されなかった4エピ(3エピ?)も DVDに収録されているけれど、話が途中で終わってしまっている。どんどん面白さが増してハマっただけに残念。続きが見たいとか言ってももう無理なんでしょうね。ちょっと「Six Feet Under」と似ている部分があるので、どうしても比べてしまう。目に見えないはずの人物と話をしたり、ゲイの息子がいたり、むずかしい年頃のアート志向の娘がいたり。でも登場人物の入り組み方で言うと「The Book of Daniel」の入り組み方は異常。だけれどそれがだんだんわかって行って面白い。とにかくダニエルは色々な問題にぶちあたり、それについてボソッと言葉をつぶやいたり、疲れてまた薬を飲みそうになった時にキリストが現れ、一緒に問題を見つめる。決してキリストがそれに対してどうだとか道を示すわけではなく、キリストはただ見ていて、時には気持ちをほぐすために面白い事を言ったりする。そのぐらい。この作品が問題とされたのは、あまりにもキリストが普通の人間すぎるし、最初から牧師であるダニエルが子供を通して受け入れているからだと思う。ダニエルは最初からドラッグを売った娘を受け入れ、息子がゲイである事も問題としていない。ダニエル自身も聖職者としてよりも、妻とのセックスの曜日を決めているだとか、人間として普通に描かれている。カトリックの司祭とも時々仲良くしているし。 ゲイ要素について書いておくと、「Trick」で可愛いガブリエルを演じたクリスチャン・キャンベルが再びゲイを演じている。(老けたという感想は否めない)今回の役は、いきなり最初から家族にはカムアウト済み。それにこれと言ってステレオタイプなゲイじゃないので、演じるのは逆に難しかったかも。ピーターがゲイである事は、ドラマが始まった時点ではそれほど大きな問題ではなく、描かれる問題としては後回し。けれどあとで凄く大きな問題として扱われる。注目したいのは、このドラマの中で、カムアウトする段階について触れられている事。今まではカムアウトものと言えば、カムアウトするまでの苦労を描いたものがほとんどだったけれど、ピーターは既に家族にはカムアウト済み。本人はカムアウトはそれだけで十分で、社会全部に対して自分がゲイだとわざわざ言う必要は無いと思っているので、自分がクローゼットだとは思っていない。(いや、本当にその通りで、段階は人それぞれだと思います)彼が言う様に、何をするにも「ゲイの」とつくのは嫌だろう。(カムアウトした俳優がいつもそう言われる様にね。)ただ、最初はさらりと描かれている彼と家族の関係だけれど、彼に関する大きなエピソードになって、彼の家族へのカムアウトのエピソードも出てくる。で、他にもマフィアが絡んだり、消えたお金に関してのエピソードに新展開があったり、色々と面白くなった所で、このお話は終了。ウガー、打ち切りが恨めしい!!!
Happy Campers
- Happy Campers
- 2001
- USA
- IMDb
- 登場人物がゲイ
- 恋愛
- コメディ
Story
夏休みの40日間を子供達が過ごすキャンプ場。7人の大学生たちが子供達の指導員兼お世話係として報酬とひきかえにやって来た。ナチュラルハイでオクテのWendy。Wendyに密かに好意を持つナードのDonald。キャンプのセックスシンボルのPixel 。何でも力任せなAdam。みんなのリーダー的存在のWichita。Wichitaに思いを寄せてついて来てしまったTalia。同じくWichitaを密かに狙うJasper。そして子供達のバスも到着し、このキャンプの責任者で唯一の大人であるOberonが挨拶する。「秩序を保つように」と。ところがこのOberonがキャンプ開始早々に雷に打たれて管理不能に。(てか、病院連れていけよ)子供達を指導できるのは7人の学生たちだけになってしまったが、なんせ彼らも若い上に、自分達の色恋沙汰で周りが見えない。キャンプは子供達をそっちのけでどんどん無秩序な状態になっていく。
Review
「Happy Camper」っていうのはとても幸せな人や状態を指して使う言葉らしいのですが、この映画では皮肉なタイトルになってますね。どの辺がゲイ映画かと言うと、Jasperがゲイなのです。とはいえ、この作品、なんでゲイって設定が必要だったのかと思うぐらい彼の描かれ方が弱くて、ブラッド・レンフロ演じるWichitaにやんわり拒絶されちゃった後の彼の描かれようったら、本当にいい加減です。なんだか無理矢理別の男とくっつけられた気がします。途中まで、理由もなくゲイが描かれていると言う事にそれだけセクシュリティはあまり問題ではないのかな…という気がして見ていたのですが、うん、やっぱり子供達の中にも「じつは僕ゲイなんだ」って子がいたりするのね。そんな男の子に対する接し方が、「同性愛は悪い事じゃないよ」とかそんなマニュアル的なものではないので興味深かったです。「君はゲイじゃないよ。ただの12才の子だよ。」「18才になるまでは何かしようとか考えるんじゃないよ」ですってよ。つまり自分が他と違う子供だって思う事はないって事でしょうか。18才までは早まったカムアウトも悩んで自殺も勢いでセックスもするなってことかな?だとしたらこの言葉は深いです。あ、ブラッド・レンフロと聞いて「依頼人」とかずいぶん昔の彼が思い浮かんだ方は見ない方がよいです。どこ?って探すハメになるから。いや、なんかデコとかあれはあれで可愛いと思うのですが。ちなみにこの映画にはビアン要素も含まれていたりする。
ブラッド・レンフロが25歳の若さで亡くなったそうです。




