Mar 03, 2008
ダック・シーズン
- Temporada de patos
- 2004
- Mexico
- IMDb
- 登場人物がゲイ
- コメディ
- 友情
- 少年時代
Story
日曜日に母親から留守番を言い渡された14歳のフラマは、さっそく大親友のモコと大好きなお菓子を食べながらテレビゲームを始める。そこへ団地の隣の部屋に住むリタがオーブンを貸してほしいとやって来る。誰にも邪魔されたくないフラマは彼女を追い返そうとするものの、結局家の中へ入れてしまう。彼女の事は無視してテレビゲームを再開すると、今度は停電。やる事が無くなったフラマとモコはピザをオーダーする事に。ピザの配達にやって来たウリセスは停電でエレベーターを使う事が出来ず、必死の思いで階段でダッシュ。しかしほんの少しだけ配達が遅れたために、子供達はピザの料金を払わないと言う。店でさんざん店長から嫌味を言われているウリセスは、売上金を持たずに帰るわけにはいかず、払ってくれるまで帰らないと言い出す。電気は回復。結局フラマとウリセスがゲームで勝負をして、フラマが負ければお金を払う事に。ところがもうすぐで勝負が決まるという所でまたまた停電。ケーキがうまく作れないでキッチンから出られないリタ、リタの手伝いをさせられることになったモコ、勝負がつくまで動けないフラマとウリセス。日曜の昼の時間がゆっくりと過ぎて行く。
Review
かな〜りゆるい。冒頭から超可愛いアヒルちゃんの歌だもの。親の不在でハメを外す子供たち。自分の子供時代の夏休みを思い出す。3日分のおやつを1日で食べちゃったり、いつもより濃いカルピスを作ってみたりした類いのやつね。この映画の場合はグラスに並々と注いだコーラだったり、ボウルいっぱいのスナック菓子だったりするのだけれど。コーラをグラスに注ぐ事さえも彼らには楽しいゲーム。時間はゆっくりと流れているけれど、フレームの中にはいつもゴチャゴチャと何かが写っている。子供たちが住む団地も家の中もキッチンも。そしてそれぞれが好き勝手にバタバタしたりウロウロしたりゴロゴロしたり。子供の頃の1日がこんなに長かったのかというのを思い出す。主人公のフラマと親友のモコは14 歳。オーブンを借りにきたリタは16歳。みんなそれぞれ漠然と悩みや不安を感じている。ピザ配達人のウリセスだけはちがう。彼の悩みはもっと複雑で、責任が絡むもの。夢を語っても現実がある。子供たち3人は、自分の現状をまずは受け入れるという事を学んだかもしれないけれど、ウリセスは自分で変化を作る。全く正反対のようだけれど、これってやっぱりみんなカモアヒルが飛び立つ時?どちらも少しだけ勇敢だよね。実は何の知識も無く見に行ったもんだから、モコのエピソードについても知らなかったけど、冒頭で「あれ?」と思った。ただこのゆっくりとゆる〜い空間で、それはすごく自然に描かれていて、本人もハッキリとは自覚が無かったし、リタも大して大騒ぎでもなかった。(最初勘違いしていたけれど)あっ、そうなの。そうなんだ。という感じ。ひとときの心地よい時間を与えてくれた映画だったと思う。(見たくないシーンも少しあったんだけどね。)
