2010.03.16. Tuesday
確かに確かに、いやしかし……
Gay Life Japanさんの記事はいつも楽しく読ましてもらっているのだが、フィギュアスケートの記事になるとどうしてもツッコミを入れたい所が出て来るのは、私が腹黒いフィギャヲタだからだろうか。以下はGay Life Japanさんの記事「アイスショー・ツアー「スターズ・オン・アイス」に出演できないのは「家族向きではない」から?」(リンク下記)に書かれた一文。
アメリカのスポーツ界にゲイでカミングアウトしている人がほとんどいないこと(オリンピックも同様です)、今回の出演拒否という出来事からも、スポーツというフィールドでのゲイの生きづらさが窺えます。
アメリカの社会がいまだにホモフォビアなのはその通りなのだが、アメリカのスポーツ界にゲイでカミングアウトしている人がほとんどいないこと
という部分に関しては、フィギュアスケートの場合「え?そうか?」と言わざるを得ない。そりゃわざわざ記者会見して「ゲイです」とは言ってないけれど、隠してないよ。最近は選手も個人情報の観点から何でも書かなくなったけれど、何年か前まではMyspaceとかで自分のセクシュアリティを明かしていた選手は結構いたし、バイって書いてる人もいた。セクシュアリティをわざわざ書いてなくとも明らかに隠してない人も。そういう意味で彼らは個人レベルでは全然クローゼットじゃない。少なくとも友達やリンクの仲間にはカムアウトしてる。チームメイトにゲイだと知られるとボコボコにされちゃう……みたいなマッチョなチーム競技の選手たちの状況と比べたら、かなりオープンにやってると思う。
そもそも、そんな状態なのに「カムアウトしている人がほとんどいない」と言われちゃうのは、マスコミやコミュニティに対してカムアウトしてないと言うことだろうか。ゲイであるためにゲイコミュニティへの挨拶が必要ならごめんなさい。しかしアメフトや野球の選手と違って、彼らはプロではない。アマチュアの選手が自分の夢を追うためにスケートを続けている。そこのどこに、世間に対して声を大にして自分のセクシュアリティを宣言する必要があるのだろうか。実際の所、彼らのほとんどはゲイもノンケもフィギュアスケートという共通の関心事を通じて仲良くやっている。今、個人情報の観点から、プライベートで出す情報は厳選されていると思う。色々とオープンな状態だったスケーターたちが書かなくなったのは、結局その部分は「It's none of your business」ってだけじゃないかしら。
ちなみにジョニーちゃんがSOIに出演できないことで、セクシュアリティを絡めて議論になってるけど、スケヲタの間では、マネージメントの関係で出られないのは周知の事実。ジョニーちゃんはずっとSOIのライバルのショーのCOIに出ていたからね。残念ながらCOIの方はアメリカの不況の影響で破綻してしまった。もちろん、COIに出ていてSOIに出てる人もいるけど、これはマネージメント会社のおかげと言っていい。そんなわけで、SOI側のあまり家族向けでない
を=ゲイと判断して、彼がゲイだと判断されたために「スターズ・オン・アイス」への出演を拒否された
というGLAADの主張は、またまた「???」。今も昔もゲイの出演者がいないとか言うのか?
| スケート | 06:53 PM | comments (19) | trackback (0) |


コメント
この一文、私のどの発言を指してるんでしょう?カムアウトが周りからどう思われるかの話などしてないです。むしろ全員とは言いませんが、多くは個人レベルでカムアウトしてノンケ選手とも仲良くやってるんだから、「カムアウトしてる選手が少ない」っていう悲観ばかりじゃないよ、というような事を書きましたが……。
ジョニーちゃんといえば、ジュニアで優勝した時のことが懐かしく思い出されます。あの頃は、ほとんど無表情で、シェルブールの雨傘で、青い衣装で滑る姿がとてもとてもナイーブそうな感じの男の子でしたね。表現力とかはすでに豊かで、エマちゃん系のこがアメリカからも出てきたなって、思った覚えがありますけど。とてもシャイそうだったもで、今のようにアウトな感じになるとは、夢にも思ってませんでしたけど。
そうなんですか。でも明らかに論点が最初からズレてる。
まずほとんどの選手は無名時代があります。無名時代といわずとも、たいていは普段スケートを見ない人などには情報の届かないような時代があるわけです。私はそういったマイナー層も含めて語ってますが、たぶんblueさんの頭では、今回オリンピックで活躍したような層が頭にもい浮かんでいるのだと思います。だから、「ファンの子供や、その親に聞こえるところで、語っても、ハッキリわかるようなことをしてもいけないんです。」というような事をおっしゃっているんだと思います。
ポリティカルな意味だとしましょう。フィギュアスケートを滑って、そのできばえを評価するアマチュア競技の選手に何でそれを求め、それがないからと嘆くのか、と思っています。それと、個人レベルでのカムアウトも彼らの暮らす社会としては十分にゲイの存在を認めさせてるんじゃないですか?まず隣人にゲイがいるのといないのとじゃ全然違いますよ。有名人が公にカミングアウトするという、大局ばかりに目を向けるのはどうかと思います。
わかっているので、個人レベルでのカムアウトを対抗に持ち出しているんですよ。行間にいっぱい言いたいことが存在しててわかりにくかったかもしれないですね。それと、わかっているからジョニーちゃん(とは明言してませんでしたが)のアイスショーの件では神輿に乗るなとつぶやいていたわけです。本人が望むところではないというのは、日本のジョニーファン代表を務めたことがあるblueさんならば良くわかっているところでしょう。
> ペロさんの書いてらっしゃることは、よくわかるんですが、やはり結局それは、外の世界の人間が、自分が得られる知識で書いていることに思えてしまうんです。
同じことをblueさんに感じてました。(笑)アメ在住かどうかが、この話題を語る重要なアイデンティティのようですが、あまりそういうのは価値を見出してないです。おそらくお互いに外の世界の人ですよ。コミュニティ自体が不確かなものです。たとえ自分ゲイだったとしても、どれだけ内側にいるかなんて、銀河で自分がどれぐらい内側にいるかを測るようなものだと思います。人によって世界の中心は違うわけだし。
ネガティブな部分を書かなかっただけですが。
> ある意味ステレオタイプ化してしまっている、というか、やっぱり自分が信じたいイメージでしか信じようとしていないというか。
信じるも何も見たものをそのまま……たぶん八百比丘尼の呪いか何かで、この話ループするんですね。結局blueさんが持ってない情報を私が持ってるってだけの話です。
> それだけのことですので(それだけって言うわりには、長々と書いてしまいました、スイマセン)。
ちょっとちょっとww できればコメントはこちらの論点の範囲でお願いします。外れるようなら個人のブログで。
ただ、blueさんは初めてヨコログに書き込んだ時からそんな感じでしたが、ネガティブな話の長文にアメリカ在住の自分から見たらわかってない日本の女性って……って話を持ち出すんですよ。人種マイノリティの話も度々持ち出しますよね。今回も同じルーティンをこの話題に便乗させただけのように感じました。