2010.02.01. Monday
この3人が面白い
前に「運命くさい人」という記事を書いた。実はあれは全米を見に行ったら見られるであろう3選手を、先に東京GPFで見られることになったのに、全米に行くがために東京へ行けないというジレンマから書いたものだった。(笑)その3選手の戦いを見守るのこそ自称アメスケヲタの至高の瞬間になるに違いないと思ったのは間違いではなかったと思う。
なぜ今頃なのか。ずっと全米はテレビで十分だったのに、なぜ今年はわざわざアメリカの田舎町まで行こうと思ったのか。日本人でも疑問に思うだろうことを、当然アメリカ人にも聞かれたわけである。いったい誰をわざわざ見に来たのかと。そう聞かれると困ってしまう。ひとりが目当てじゃないんだ。その3人以外にも見たい選手はいっぱいいたし、第一に一番見たかった選手は直前にペア解散を発表して出てないのだ。どんだけ涙目。しかも本人目の前に、あなたを見に来ましたよ、この度は残念な事で……とかもうね……。(笑)
まずジョニーちゃん(Johnny Weir)。私が彼のファンになった時と今とでは本人のメディア露出の仕方がずいぶん変ってしまったので、今はさほど彼自身について熱烈なファンというわけではないけれど、彼が本来持っているスケートのファンである。そして本当に良い時も悪い時もずっと見守り続けてきたので、彼が今あまり良い状態でないというのも否定する事が出来ない。そんなわけで、万が一、現役最後の演技になってはいけない!と思い全米で見なくてはと思った。ファンのくせに信じないなんてエンジェル(熱心なジョニーちゃんファンの総称)失格!とか思われるかもだけど、エンジェルだった事も無いですから、それでいいわ。見に行って良かったよ。またNHK杯と同じくSPを一番楽しめる席で弾けきったジョニーちゃんを見ることが出来た。何だかんだジョニーちゃんという存在がオリンピックという普段スケートを見ない人でも注目しちゃうイベントで見られるというのは、「ありのままで生きる」という事に関して誰かに影響を及ぼすかもしれないので、今回代表に選ばれて嬉しいのだ。ただし、最近の彼はありのままというよりは、かなりエッジーな自分を演出したい感じなので、後のことを考えると程ほどにと思う。……、などと、どうしても小姑みたいになってしまうゆえ、私はずいぶん昔から自分で自分にジョニーちゃん接近禁止令を出している。(笑)
そしてジェレミー・アボット(Jeremy Abbott)。まず彼の今シーズンのSPが好きだ。それはもう電気が走ったといっていい。音楽表現というのは選手それぞれの個性があるけれど、彼は地味なのにその個性が心地いいぐらいに輝いているのだ。NHK杯で見た時に、すごいものを見たと思った。元々その時には既に全米に行く事は決めてたし、最初からジェレアボを見るのは楽しみだったけれど、NHK杯で更に楽しみになった。彼が思い描くスケートの完成形を見たくなったのだ。もちろんバンクーバーでそれを見られるのがベストだけれど、さすがに行けないので、そこに一番近い全米でベストに近い演技を見られれば最高!と思っていた。思っていたら、なんと近い演技どころかそのものをやっちゃいましたよ、彼。演技が終わる前から観客が立ち上がらずにいられない演技を。で、友達と「来てよかったーー!!」って何回言い合ったか。そして「自分は今日オリンピックの金メダリスト(になるかもしれない人)の演技を先に見ちゃった幸せ者だ」と思ったのは大げさかもしれないけど事実だ。いや、もしオリンピックで今回ほどの演技が出来なくても、全米の演技は記憶にしっかり残る。
3人目の選手、ライサちん(Evan Lysacek)に関しては、うちのブログを読んでいる人はうすうすどころかハッキリわかっているかもしれないけれど、彼のスケーティングはあまり好きではないのだ。(嗜好の問題として。)ただね、フィギュアスケートって一旦ハマると演技だけじゃなく、選手同士に流れるドラマをも楽しめるスポーツでね、彼はその辺を色々と提供してくれる選手だと思う。なんつーか、ジョニーちゃんがDivaとか言われてるけど(むしろジョニーちゃんはDrama Queen)、実はライサちんの方がよっぽどDivaだなぁって思ったわ、今回。テレビに映ってないところでもね。もうそのDivaっぷりったら突き抜けすぎてて、それもアリかなと思うほど。この人、ことごとくこの3人の全米チャンプ同士の戦いを面白くする人だ、というわけで、欠かせない人なのよ。純粋に彼のスケートが好きな人には申し訳ないけれど、そういう好きも許してくれ。
| 旅行::Spokane | 01:45 AM | comments (0) | trackback (0) |


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