2009.03.15. Sunday
大阪アジアン映画祭にて
本日、大阪アジアン映画祭に行って、ゲイ要素あり映画を2本見てきました。休日に会社の近くに行くなんてゴメンだわ!とか思ってましたが、行ってよかった。1本目は、以前このブログのコメント欄でおススメしていただいてたタイの映画「サイアム・スクエア」。2本目はその後に上映された「空を飛びたい盲目のブタ」というインドネシアの映画。
先に言っておくと、「サイアム・スクエア」は6月に「ミウの歌 Love of Siam」というタイトルで日本でもDVDリリースされる予定。
これは私の中では久々のヒット。たぶん「Beautiful Thing」が好きな人にはかなりクルものがあるかと思われます。
んで、この映画の何が気に入ったかというと、ラストの展開です。監督、愛があるなーと思ったのは、きちんと登場人物たちを成長させて、その成長がこれからも続く姿を描いた点です。どの登場人物もとっても魅力的。あ、ひとりだけ会場中が一斉に「糞ビッチめ!」と思ったかもしれないキャラがいましたが(笑)、それすらも愛すべき存在というか。ここ最近どうしても評価が良いのが納得行かなかった作品に「Shelter」って映画があったんですが、アメリカ的にきれいにまとめちゃって、映画の後の成長みたいなのを想像する楽しみを奪われたので、実は残念に思っている人もいるかもしれないけれど、私はこの「サイアム・スクエア」の展開を支持します。上映後のQ&Aで監督が言ってましたが、その後を描いたファンフィクっていうか漫画が監督の所に送られてきたりするらしいです。そういうところも「Beatiful Thing」と共通してるかなーと思いました。「サイアム~」の方がもっと色んな愛を描いていて、テーマが大きいですが、その分ちょっと長くてしんどい部分があったのも確かなんですけど、かなり良い作品でした。個人的に、トン役の俳優さんがとってもかわいかった。日本の配給タイトルはどうしてミウだけに焦点当てちゃったんだろう?色んな人の愛が交差するサイアム・スクエアだと思ったんだけれど。
さて、2本目の「空を飛びたい盲目のブタ」は、見る前から苦手系映画の臭いがしてましたが、裏切りませんねー。(笑)やっぱり苦手系でした。アートわかってる系を気取って、理解したふりなんかしませんよ。(笑)展開がわかんねー。ゲイが絡むエピソードは一肌脱ぐってまんまじゃねーか!!??と思わずにはおれず、もしかしてこのエピソード、画面のインパクトのために絡んでるの??と思わないでもない。まぁ、私としては珍しいもの見れたワー(はぁと)と、あれはあれで絵的に評価したいのだけれど、朝に「サイアム・スクエア」を見てさわやかー&あまずっぱーい気分になっていたお客さんには「ちょww」って感じだったんじゃないでしょうか。で、拍子抜けしたのが上映後のQ&Aでの数々の疑問への答え。監督はこられなかったという事で、撮影兼プロデューサーの方が代わりに来られていたのだけれど、各々のシーンについて、なぜこの映像なのか?なぜこの選択なのか?を聞いても、特に意味はないという旨の答えが返ってくる。映画ファンというのは、そういう謎解きが好きなのに、これは何の焦らしプレイなの?(笑)帰りに納得行かなかった誰かが「結局監督のブログみたいなものってこと?」とか言ってて吹きました。いや、ブログにそんなお金をつぎ込まないから……。見た感じ、本当は社会的な問題とかとっても盛り込んであると思ったのですが、否定しちゃうのは作り手の若さゆえかしら?何かそれ以上のもっとすごい事をやってるんだ!みたいな自負かも。
本当は他にも見たかったのですが、予定があったのでこの2本を見て帰りました。私、この後に歯医者の予約があったんですよ。んで、歯医者で口を大きく開けて天井を見ている時に、「空を飛びたい盲目のブタ」の問題のゲイ絡みのシーンを思い出しちゃって、笑いをこらえるのに必死でした。やっぱりあれはおかしいわ。ゲイがおかしいんじゃなくて、あの状況に至る事がおかしい。歯医者は私が何を思い出してるか脳の中を見ることが出来たら、「お代はいいので帰ってください」って言ったかもしれないです。これがフラッシュバックだとしたら、案外、制作側は大成功かもしれません。(言われずとも、ロッテルダム映画祭では批評家連盟賞もらってるんですが)
| ゲイ映画::映画祭 | 10:55 PM | comments (5) | trackback (1) |
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コメント
でしょでしょでしょ!?!?!?
ボクも、beautiful thingもスキだけど、こっち方が、もっとスキ!!
Shelterは、途中途中が、ステキですよね!?甘酸っぱくって!!
サイアム~は、最初からずっとステキです!!!!
まぁ・・・母親とかヤンとかいろいろな種類の愛が、ありますが・・・やっぱり、主人公だからじゃないですか?・・きっと・・・
ちなみに、トン役の名前?ニックネーム?は、Marioです。Mario Maurer です。
ミウ役は、Witwisit Hiranyawongkul が、本名で、ニックネーム(でも、こっちも、本名と同じくらい重要らしいけど・・・)は、Pchyです。
気にしなくていいっす。
> Shelterは、途中途中が、ステキですよね!?甘酸っぱくって!!
あの映画は、大人の振りしなきゃいけない子が、自分よりも大人の人の腕に抱きしめてもらって幸せになるって部分ではいいんだけど、色々と不安要素が残るハッピーエンドだったのよね。「サイアム〜」は希望の方が大きい終わり方だった。トンとミウの関係だって、何年後かにはまた変わってるかもしれないし。
> まぁ・・・母親とかヤンとかいろいろな種類の愛が、ありますが・・・やっぱり、主人公だからじゃないですか?・・きっと・・・
主人公と言う事で、チラシを含め、日本国内でのプロモーションはミウが正向きになったんだそうですね。(と、ブログからのうけうり)
マー君監督が、役作りのためにMarioとPchyを最初に仲良くさせて、その後しばらく引き離したって言ってました。(久しぶり感を出すために)つうか、マー君監督も出てたんですね。Q&Aの時に司会の人が指摘して初めて気がつきました。(笑)
そんなことがあったなんて・・・涙
教えてくださってありがとうございます!!
あ!そうそう、ちゃっかり、出てるんですよね!
ヤン(ミウの向かい側の家の女の子)のお父さん役に ♪
確か、エンディングのgan lae gan(ライブで、ミウが、トンに向けた愛の歌)も、監督が、歌っていたような・・・汗
たぶんですけど・・・汗
ほら、ヤンにミウがゲイだって言ってたお兄ちゃん。
そんでもって、エンディングもマー君監督が歌ってたのは間違いないっす。これもQ&Aで司会の人が話をふって、多才ですねーみたいな会話になってました。
でも、あれ?映画の歌と声が違う!?って、最初はビックリしちゃいますよね。
お父さんに見えた!
そうそう!最初見たときは、声が違うから驚きともに怒りが、湧き上がりましたょ!「誰だ!スッゲーイイシ-ンの後に変な声で歌ってるのわぁぁ!!」ってね・・・